対する大場は、よそのジムで遠慮しがちに小さくシャドウをしていた。シャドウというより、頭の中での“イメージ”を優先しているようだった。
ほかにもジム内にはボクサーがいたが、やはり二人の動きはひときわ目を引いた。
4Rのスパだったが、激しくぶつかり合う実戦さながらのものとなった。
(くわしくはドキュメント番組と、ワールドボクシングも取材に来ていたので来月号を!)
世界チャンプと、来年2月に東洋タイトルに挑戦する上り調子の選手との戦い。
ボクシングファンにとってはたまらないレベルのものだろう。
<新幹線で東京へ>
ロケの途中、「やはり今日はジムに戻れそうにない」と連絡を入れたが、なんとか22:45にはボックスファイまで帰ってくることができた。
ボックスファイの「ジム」クラスは、プロになるわけではないが、ボクシングが好きな人たち向けのもの。会員は高校生から50代までの老若男女さまざま。
さっきの世界チャンプのパンチとはまったく違う質のパンチだが、みんなサンドバッグと、トレーナーの持つミットをめがけ、一生懸命に拳を突き出していた。
私がこのジムを創める時に目指したものは「ボクシングの底辺拡大」。
多くの人にボクシングを身近に感じてもらう、ボクシングの魅力をわかってもらうというテーマが、現実に目の前でおこなわれていることに、あらためて嬉しく思えた。
今日は、クローズタイムの23時を過ぎてもたくさんの会員が残っていた。さらに、大掃除を手伝ってくれた。(おぉ〜、なんていい会員さんたちなんだ)
神戸のスパーリングの土産話などをしながら、サンドバッグや鏡、エアロバイクを、スタッフと残っていた会員とで一緒に雑巾掛け。
最後に注連縄と鏡餅を供え、年越しの準備をおえた。
今年一年、スタッフと会員に感謝、感謝、感謝。
来年が、ボックスファイと、会員の皆様にとって良い一年になりますように。
飯田覚士ボクシング塾 ボックスファイ
Posted by satocy_1_2_3 at 03:02│
TrackBack(0)